宮澤 靖:「“いい医療”だけでは守れない命 ~ 制度に挑む医療人の決断~」

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

“いい医療”だけでは守れない命 ~ 制度に挑む医療人の決断~

私は管理栄養士として長年、急性期医療、高齢者医療、在宅医療など多様な現場に身を置き、一貫して「患者の命を食と栄養で支える」という使命を胸に歩んできた。しかし現場で何度も実感してきたのは、“いい医療”だけでは患者を守り切れない現実である。適切な栄養介入によって改善が期待できる患者がいるにもかかわらず、低栄養が十分に評価されず、制度上の制約から継続的支援が困難となる場面を数多く経験してきた。
多職種連携の重要性が叫ばれる一方で、管理栄養士の配置、権限、医療への関与に関する法整備は、医療の高度化や地域包括ケアの進展に十分追いついているとは言い難い。結果として、本来防ぎ得た重症化や再入院が生じ、患者の生活や人生に大きな影響を及ぼしている現実がある。管理栄養士は単なる「食事提供者」ではなく、病態を理解し、栄養を通じて治療と生活を支える医療専門職である。その専門性が制度の中で十分に発揮されれば、救える命はさらに広がるはずである。
今回は、当選に必要とされる「3つの“ばん”」―地盤(組織)、看板(知名度)、鞄(資金力)のいずれも持たない一人の管理栄養士が、なぜ国政への挑戦を決意したのかを率直に語る。現場で培った経験を社会実装し、患者利益につながる制度へとつなげるために、医療人が制度改革に関わる意義について、多職種の皆様とともに考えたい。

宮澤 靖

国際医療福祉大学 那須医療センター 栃木地区料飲担当室長
みやざわ靖公式サイト

“いい医療”だけでは守れない命 ~ 制度に挑む医療人の決断~

関連プレゼンテーション

  1. 大場 大:思考停止からの脱却を目指して。がん専門医としての新たな取り組み

    大場 大:思考停止からの脱却を目指して。がん専門医としての新たな取り組み

  2. 髙﨑美幸:訪問栄養が広げる笑顔の輪!!

    髙﨑美幸:訪問栄養が広げる笑顔の輪!!

  3. 荒井 裕江:~ごちゃまぜで集い語り合う 気兼ねない仲間達 心地良い居場所つくり~「もちよりせんカフェへ ようこそ(^^)」

    荒井 裕江:~ごちゃまぜで集い語り合う 気兼ねない仲間達 心地良い居場所つくり~「もちよりせんカフェへ ようこそ(^^)」

  4. 山崎英樹:「ごく私的認知症医療史」

  5. 高橋 正:ホスピス住宅は在宅の可能性を無限大にする!

    高橋 正:ホスピス住宅は在宅の可能性を無限大にする!

  6. 五島朋幸:食べること 生きること~最期まで食べられる街づくり~

    五島朋幸:食べること 生きること~最期まで食べられる街づくり~

wpChatIcon
wpChatIcon