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常識とは単なるローカルルール
コロナ禍による延期を経て、ようやく開催された東京オリンピック2021。多くの日本国民にとって大きなイベントでしたが、前橋市にとっては輪をかけて特別なものでした。『南スーダンオリンピック候補選手団が前橋市で異例の長期事前キャンプ』。世界で最も新しく、内戦で苦しんでいる国家の選手団ということもあり、日本の主要マスコミはもちろんのこと、CNNを始め世界的なメディアも数多く取材に来ました。もちろん『Youは何しに日本へ?』も。テレビでご覧になった方も多いのではないかと思います。
しかし注目された理由はそれだけではありません。前橋市が中心となり、地元企業そして一般市民が、物的支援、ボランティア、そしてふるさと納税によって直接的、間接的にサポートした取り組みが、さらに世間の注目を集めたのです。私たちも日本語研修や生活支援の面で微力ながら参加し、素晴らしい経験をさせていただきました。
南スーダン選手団との交流を一つの切り口として、会社の同僚やご近所さんなど、誰にとっても身近な存在となった外国籍の皆さんと、どのように共生していくのかということを、少し考えてみたいと思います。
本間 昌治郎
Fuji Language School校長