西山 妙子:「看護師を元気に!ナースまつりの挑戦」

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看護師を元気に!ナースまつりの挑戦

日本の医療を支える看護師が、いま深刻な危機に直面している。慢性的な人材不足、過重労働、低賃金——現場を離れる看護師は後を絶たず、残された者にはさらなる負担がのしかかる。実際、看護師の約8割が「辞めたい」と思いながら働いている。この負の連鎖は、医療の質の低下、高齢社会の問題へと波及しつつある。
こうした現実に対し、私たちは「祭り」という形で立ち向かうことを選んだ。「ナースまつり」は、看護師が自らの仕事に誇りと喜びを取り戻すことを目的に生まれたイベントである。看護師らが集い、語り、笑い、つながる——その場を作ることが、萎縮した現場に風を吹き込むと信じたからだ。
私たちのスタートは看護師3名から始まり、ナースまつりを開催するまでに100を超える小さなイベントを積み重ねた。一時コロナ禍により、活動はオンラインのみを余儀なくされた。しかし2023年5月、コロナが5類へと移行したタイミングで、私たちは再びリアルイベントへと舵を切ることを決意。しかも1000名規模という、かつてない挑戦に踏み出した。「久しぶりに看護師であることが誇らしかった」「辞めようと思っていたけれど、もう少し頑張ってみる」——会場に集った仲間たちの声が、その決断が間違っていなかったことを教えてくれた。
医療者のウェルビーイングは、患者のウェルビーイングに直結する。看護師を元気にすることは、社会を元気にすることだ。本発表では、ナースまつりの歩みを通じて、「いのちの場から社会を良くする」ための一つの実践を、広く社会に問いかけたい。

西山 妙子

ナースまつり 主催者
マインヘルスケア株式会社 代表取締役

看護師を元気に!ナースまつりの挑戦

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