高山かおる:人生100年時代の到来を自分の ‘足’ で迎え撃つ

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

人生100年時代の到来を自分の ‘足’ で迎え撃つ

私がこの10数年積極的にたずさわっているフットケアという分野は、そもそも糖尿病の下肢切断を治療予防しようという目的のもと発展してきた分野で、ケアの介入により大切断を回避できたというデータがでてきている。ところがその反面、ひどい感染症や壊疽になるまでなんら処置をされずに放置している患者も、後を絶たない。また高齢化という別の面から足について考えてみると、その足元が長年の使用にたえられず、大きくゆがみ、しっかりと体をささえられないため、転倒する、関節を傷める、ということにつながってしまっている。この実情になんとかメスを入れないと、せっかく発展をとげたフットケア分野も、これからの超高齢化社会においてはただの自転車操業になってしまうと考え、一般社団法人「足育研究会」を立ち上げた。足の大切さを社会に伝え、自分の足を自分で守るための知識をひろげることを最大の目的にし、それに必要な多業種の連携を強めている。

 高山かおる

足育研究会 代表/済生会川口病院皮膚科/東京医科歯科大学皮膚科 臨床准教授

人生100年時代の到来を自分の ‘足’ で迎え撃つ

関連プレゼンテーション

  1. 西舘孝雄:消える町にも人はいる!

    西舘孝雄:消える町にも人はいる!

  2. 須藤健司:一番大切なこと

    須藤健司:一番大切なこと

  3. 高橋 正:ホスピス住宅は在宅の可能性を無限大にする!

    高橋 正:ホスピス住宅は在宅の可能性を無限大にする!

  4. 中山大樹:「在宅で始めるリハビリテーション~生活を繋ぐセラピストの役割~」

    中山大樹:「在宅で始めるリハビリテーション~生活を繋ぐセラピストの役割~」

  5. 谷合久憲:急性期病院と在宅医療、実はベストマッチ?

    谷合久憲:急性期病院と在宅医療、実はベストマッチ?

  6. 前田信吾:解剖学・それは愛!…医の共通言語の現状と未来?

    前田信吾:解剖学・それは愛!…医の共通言語の現状と未来?