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「出会いと別れ。生きる道。」
みなさんは口の機能、噛むことや飲み込むことに意識を向けたことはありますか? 普段の食事や姿勢、年齢や経験によってそれはそれぞれ違うことをご存じでしょうか。私は摂食嚥下障害に関わるようになって10年、さまざまな方と巡り会ったからこそ気づきがあります。
「食べやすさ」を目的に考えると、作り手は食べ手に寄り添う気持ちと知識が大切になります。作り手の調理技術と摂食嚥下の食形態の知識とその形態の認識、それは医療従事者との共通言語です。そして、食べ手の気持ちをどこまで認知できているのか。食べることは生きることに直結します。生きるために食べますが、楽しみでも食べます。
「同じ空間で同じタイミングに一緒にいただきます」ができる当たり前の日常は、誰にあっていい日常に。嚥下障害がある人もない人も、子どもからお年寄りの方まで、一緒に楽しめる日常は家でも外でも。誰もが「食べて幸せ、明日の笑顔」につながりますよう日々活動中です。