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人生の最後まで自分らしく
特養の入所基準が、要介護3以上と改正され、特養の重度化が年々進んできました。本来の特養の運営スタイルでは、超高齢者社会へ向けた対応の限界が見えてきていると感じ、新たな自立支援介護の取り組みを行いました。自立支援介護とは、「水・食事・排泄・運動」の基本ケアを軸に、入居者の要介護度・認知症の改善、本人の有する能力を元に戻してあげる取り組みです。自立支援介護の取り組みで、水分の増加と運動量の増加により、オムツを使わない生活や自立性の向上、介護度の改善に大きな影響があったと考えます。何より、入居者本人、諦めかけた人生を自分らしく最後まで生きる意欲に、繋がっていると実感しております。自立支援介護は、これから迎える緒高齢化社会が抱える諸問題に対応できるケアと考えます。
岡本丈義
特養 海光苑