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薬局から始める地域医療イノベーション
狭間研至
HAZAMA KENJI
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人 日本在宅薬学会 理事長
医療法人嘉健会 思温病院 理事長
大阪大学大学院医学系研究科 統合医療学寄附講座 特任准教授
熊本大学薬学部・熊本大学大学院薬学教育部 臨床教授
京都薬科大学 客員教授
平成7年大阪大学医学部卒業後,大阪大学医学部付属病院,大阪府立病院(現 大阪急性期・総合医療センター),宝塚市立病院で外科・呼吸器外科診療に従事。
平成12年大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科にて異種移植をテーマとした研究および臨床業務に携わる。平成16年同修了後、現職。
医師、医学博士、一般社団法人 日本外科学会 認定登録医。
現在は、地域医療の現場で医師として診療も行うとともに、一般社団法人 薬剤師あゆみの会・一般社団法人 日本在宅薬学会の理事長として薬剤師生涯教育に、長崎大学薬学部、近畿大学薬学部・兵庫医療大学薬学部、愛知学院大学薬学部、名城大学薬学部などで薬学教育にも携わっている。
「高齢化と少子化が同時に進行する我が国では、今までとは全く異なる医療・介護・福祉の提供体制が求められる。
中でも、医療機関の近隣に開局し、できるだけ多くの処方箋を応需し、早く・正しく・解りやすくを旨に業務に専念することが業務のように思われてきた薬局や薬剤師のあり方は、薬学教育が6年制に移行したことも相まって、必ず変わるはずである。とはいうものの、なかなか変わるのは難しいと考えられてきたのではないだろうか。
そんな中、ありがたいことに、私が2009年に始めた在宅療養支援薬局研究会でのバイタルサイン講習会という取り組みは、議論はあったものの、一部の薬剤師には非常に好意をもって迎えられ、実際にその知識や技能を臨床現場に応用することで、新しい薬剤師のあり方を自ら切り開く薬剤師が日本各地に生まれるようになった。そのアグレッシブな取り組みに、私自身も大きな勇気と元気をいただき、さらなる取り組みにつなげていくという好循環が回り始めている。
とはいえ、やはり、この業界で薬剤師や薬局のあり方を変えることは容易とはいいがたい。
ただ、目の前の患者に取り組み、その問題点を自分のこととして捉え、試行錯誤を繰り返しながら、紆余曲折を経て閉塞感を乗り越え、地域医療の中で活動することで何かが変わっていくことを少しずつ実感できるようになってきた。イノベーションを起こすのは自分自身だということを、是非、皆様にお伝えしたい。」
ファルメディコ株式会社
http://www.pharmedico.com/
一般社団法人日本在宅薬学会
http://jahcp.org/
PHBデザイン株式会社
http://phbdesign.jp/
医療法人嘉健会思温病院
http://www.shion-hp.or.jp/
https://www.facebook.com/mdhazama
https://www.instagram.com/mdhazama/