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今日行くところを作ろう!
医学が進歩し寿命は劇的に延長しました。この背景には結核をはじめとした感染症のコントロールにあります。そして、現在はがんや認知症といった完治しない慢性期疾患が疾病構造のメインです。この変化に伴い、治療は病院の中だけでは完結しなくなりました。よって、病気を抱えながらも生活できる状態を目標にするようになりました。ようは、寿命ではなく健康寿命の延長です。そもそも健康とは、『身体的、精神的そして社会的に完全な状態で、単に病気が存在しないことではない。』とWHOの憲章にもあります。今まで我々医療者は身体や精神に影響を与える病気と向き合ってきました。これからは社会的な部分にも着目することが健康寿命の延長に繋がるのではないでしょうか?そのために必要なのは『つながり』というキーワードをよく聞きます。では繋がるためにはどうすればいいのか?それは『社会教育のリデザイン』です。当日はそれがなぜかをおはなししたいと思います。
横山太郎 YOKOYAMA TARO
医師 医療法人晃徳会 横山医院 緩和ケア内科・腫瘍内科