河村 正剛:タイガーマスク運動の始まりとこれから

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タイガーマスク運動の始まりとこれから

1. 背景 2010年12月、群馬県前橋市から日本全国に広まったタイガーマスク運動、もともとは個人での児童養護施設へのボランティア活動から始まったものだが、個人やグループでの支援に限界を感じ、もっと大きな規模での支援活動を行いたいと思うようになる。
2. 目的 自治体を交えて社会的養護のもと生活している子ども達への支援の制度化を図りたい。特に支援の行き届かない退所時(後)の自立支援を強化したい。
3. 方法 1)タイガーマスク運動の知名度を使って実際に支援に取り組む自治体の首長と意見交換を行った。2)プロレスラーのタイガーマスク(初代タイガーマスク佐山聡氏)にご協力いただき[タイガーマスク運動:伊達直人]の素性公表の場を設けてもらった。3)記者会見場で子ども達への支援強化の為に自治体との連動の必要性を訴え、報道各社にこの内容を拡散していただいた。
4. 結果 2016年12月、前橋市の山本龍市長との意見交換が実現、子ども達への自立支援制度(タイガーマスク運動支援プロジェクト)を開始した。この制度はふるさと納税を財源とし、「ふるさとチョイスアワード2017」にて全国大賞を獲得する事となった。2019年2月、前橋市が岩手県北上市との共同事業としてタイガーマスク運動支援プロジェクトを発展させた思いやり型返礼品プロジェクト「きふと、」を発足した。
5. 考察 自治体と交える事で個人・グループよりも大きく、継続的な支援が可能となった。
6. まとめ 一連の活動の中で重要だったのは【ヒト・モノ・カネ・情報】よりも【発信力】である。自身の行動力に発信力が加わった事が成功に繋がったと推察出来る。

河村 正剛(かわむら まさたけ)

社会活動家

タイガーマスク運動の始まりとこれから

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