畠中一郎: 私のミッション ~ALSと向き合う

/div>

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

私のミッション ~ALSと向き合う

人生に向き合わなくてはならないことがある。私は2度ある。最近もあった。2021年8月4日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の診断。同時に余命宣告。しかし、絶望する暇もない程、やらなくてはと感じることで頭が一杯になった。そのために財団を立ち上げた。そしたら仲間が集まった。財団には3つのミッションがある。他のALSの患者に「寄添う」。低下する身体機能をサポートするための手段や方法を世界中から集め、直接提供して患者を「支える」。医学の進歩には期待している。一方、間に合わないかもしれないという不安もある。ただ、自分に自分で希望の灯を灯せれば裏切られない。患者が病気を「乗り越えようとするその努力をお手伝いする」ことが3つ目のミッション。
なぜ前向きなのか、と聞かれる。それは私が初めて自身の人生に向き合った最初の経験に関係している。1991年9月、ザイール(現コンゴ民主共和国)で大暴動に巻き込まれ、命からがら脱出した。脱出できたが長くPTSDに苦しむ。乗越えられたのは、助かった替わりに人生をかけて達成すべきミッションを与えられたからと信じたから。ALS罹患そしてそれを乗り越える自身の旅路が自分のミッションだと信じた。そして、今の自分があり、今後もそう信じていく。最近、人生に失望し、絶望の際に立っている人が少なくない。ミッションに取り組む私の姿が、「生きる」意義を見失いそうになっている他の人たちの励みになればと考えている。

私のミッション ~ALSと向き合う

関連プレゼンテーション

  1. 西村詠子

    西村詠子: 地域にあるがんに影響を受ける人たちの〝居場所〟〜少しの〝お節介〟と程よい〝つながり〟〜

  2. 阿部 喨一: コミュニティ通貨がつくる経済の健康 〜トークンエコノミーによる持続可能な社会の実現〜

    阿部 喨一: コミュニティ通貨がつくる経済の健康 〜トークンエコノミーによる持続可能な社会の実現〜

  3. 近藤克則: 健康格差の縮小は可能か?〜20年かけてわかったこと

  4. 菅原由美: ボランティアナースが駆けつけます!!

  5. 本嶋孔太郎: ソーシャルインパクトのためのルールメイキング(誰でも法制度や政策を変えることのできる時代の到来)

  6. 佐藤伸彦: わたしは「ものがたり」で、できている