勅使川原洋子:置いてきぼりの精神障がい者

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

置いてきぼりの精神障がい者

「障がい者」という言葉から、どのような人を思い浮かべるでしょうか。法律では、精神障がい者・身体障がい者・知的障がい者が定義されています。障がい者788万人のうち精神障がい者は40.6%、そのうちわずか7.6%しか雇用されていないのが現状です。これら三つの障がい者に対し、同じ訓練、同じ雇用のなされていることが背景にあります。まさに社会から“置いてきぼり”なのです。精神障がい者は、病気によって生活能力を失い、服薬等で治療を続ける“患者さん”でもあります。中小企業の現場では、精神障がい者は「仕事の取り組みに波があってね、急に来なくなって大変なんです」などという声も多く聞きます。私は県の保健師として長く勤務し、大半はこころの病気の人たちと歩んできました。この保健医療現場のノウハウを生かし、私たちのNPOでは2年間で6人の方が就職し現在も働いています。こころの病気の人たちに、病気で諦めた多様な能力を生かす仕事を取り戻してほしいのです。

勅使川原洋子

NPO群馬リカバリーねっと

置いてきぼりの精神障がい者

関連プレゼンテーション

  1. 福本衣李子:サービス業におけるホスピタリティとは何か

    福本衣李子:サービス業におけるホスピタリティとは何か

  2. 安井 佑:医師じゃない!看護師でもない! これからのAging in placeを支えていくのは…

    安井 佑:医師じゃない!看護師でもない! これからのAging in placeを支えていくのは…

  3. 三浦正悦:生きてて良かった! ~ひとりひとりのドラマを創るコミュニティケア~

    三浦正悦:生きてて良かった! ~ひとりひとりのドラマを創るコミュニティケア~

  4. 横山雄士:悔いを残す最期にするな

    横山雄士:悔いを残す最期にするな

  5. 小澤竹俊:今日が人生最後の日だったら…

    小澤竹俊:今日が人生最後の日だったら…

  6. 小椋純子:日本人の足の未来を考える

    小椋純子:日本人の足の未来を考える