田中志子:運転免許と認知症―

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

運転免許と認知症―

2017年3月12日、道路交通法が改正された。 新しい改正では、「認知症の恐れあり」の人が全員専門医の受診をすることになった。 また、免許の更新時期ではなくても、75歳以上の方が、 新たに定められた18項目の事故を起こした際に認知機能テストを受けて、 「認知症の疑いあり」であれば即座に専門医の受診を促されるという これまで以上に厳しい運転免許返納要件が課せられている。 専門医は、認知症があれば認知症と診断しなければならない。 一方で認知症という診断が付くと、程度や生活への必要性に関わらず、運転免許の返納を求められる。 運転免許は、過疎地や山間地域では命綱と言ってもいい。 認知症になったら免許返納というルールは、 田舎の認知症の人の暮らしを大きく変えかねない。 このことについて問題提起したい。

田中志子

大誠会 内田病院

運転免許と認知症―

関連プレゼンテーション

  1. 糟谷明範:域社会の “空気” を変える

    糟谷明範:地域社会の “空気” を変える

  2. 塩崎良子

    塩崎良子:Say Yes To Life

  3. 近藤克則: 健康格差の縮小は可能か?〜20年かけてわかったこと

  4. MED Japan 2018 特別講演 生命論パラダイムの時代 − 21世紀、人類の文明は、どこに向かうか − 田坂広志 多摩大学大学院 教授 田坂塾 塾長 シンクタンク・ソフィアバンク 代表 世界賢人会議The Club of Budapest日本代表

    田坂広志

  5. 細谷和美:「認知症になってもハッピーに暮らせる街に」

    細谷和美:「認知症になってもハッピーに暮らせる街に」

  6. 原田恒弘

    原田恒弘:77年目の遺言