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「相談できることは能力だ! 〜命の参観日〜」
内閣府の調査によると、日本の不登校児童約29万人、ひきこもり約146万人。群馬県の中でも、小中学校における長期欠席児童生徒数は6227人、小学校では10年連続増加、中学校では9年連続増加。高等学校においても増加傾向。そういった現状を鑑みて私が提唱したいことは、『相談力』である。安田女子大学の非常勤講師を務める中で「カウンセリングについての印象」のアンケートを取ってみると、相談への偏見が強くあることがわかった。7年以上続けているLINE相談でも時間をとって申し訳ないなど謝罪の言葉を投げかけられることが多々あった。そこで、アウトリーチ型講演の命の参観日で「相談することは能力である」という声かけをすると2100名を超える登録、相談となった。自分で自分の心をケアすることはこれから生きる上で必要な力である。カウンセリングの偏見を減らし身近にすることで、誰も取り残さない社会への実現へと繋げていきたい。