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「個」の声に耳を傾けて ~誰もが当事者の with コロナ時代~
新型コロナの感染拡大により、全世界に住む約78億人が「当事者」になり、生活が一変することになりました。“ままならない”暮らしが今もなお続いていますが、全員が当事者である“今”だからこそ、1人ひとりに出来ることがあると考えています。30年前に母の介護に直面し、家族介護の当事者になった私の人生は想像していたものとは大きく違うものになりました。最近、“ヤングケアラー”という言葉を耳にするようになりましたが、まさに私もその1人に…。介護だけではなく子供の力だけでは抜け出せない貧困も経験し、「なぜ私だけが」と運命を恨んだこともあります。ですが、母が車椅子の生活になったことで、障害を持つ人の“生き辛さ”に気づくことができました。「障害」は当事者のせいではなく、生き辛さを感じさせる社会や環境の側にあることにも。全ての人がコロナに直面している今こそ「個」の声に耳を傾けて、“もし自分だったら”という想像力と共感力を発揮するチャンスです。
町 亞聖 Asei MACHI
フリーアナウンサー