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「夢は介護職」人と育み未来につながる魅力ある社会を創る
『96.9%』。これは高校生を対象とした意識調査で「介護の仕事が社会に必要だと思うか」に必要と答えた数値です。
『8.3%』。同意識調査で「介護の仕事をとてもしたい」と回答した数字です。必要性を感じているがしたい仕事ではない。なぜか。『自分の能力や個性が生かせない』『肉体的・精神的に大変』が主な理由です。私たちが開催している「介護甲子園」では、全国の介護事業所の取り組みを発表する場を提供しています。「介護」には様々な種類があります。また事業所によっても色々な工夫をしています。この工夫は介護職やご利用者の個性や能力により引き出されているのです。
・心の整理を行うために職員や家族と一緒にビハーラケア(死後入浴)を行う事業所
・調理の仕入れ金額を抑えるため畑で高齢者とともに野菜作りする事業所
・開かれた介護施設を作るためにyoutubeでチャンネルを創り情報発信する事業所
アイデアと想いの詰まった介護を行っている介護事業所の発信をしていくことで、介護の仕事をしていない方々が「介護って面白い」「介護って奥が深い」と知って頂くきっかけにしたいと考えております。
介護は、走馬灯の最終ページを作る仕事。人生最期の瞬間だからこそご利用者が楽しむ、喜ぶ環境を作ることが求めれます。社会に必要なやりがいにあふれた仕事です。
介護甲子園を開催することで介護の魅力を発信し、「夢は介護職」という若者を育てたいと考えております。
平栗潤一 HIRAKURI JUNICHI
一般社団法人日本介護協会 理事 関西事務局長
株式会社コンソーシアムジャパン 代表取締役