佐藤真琴:地域をデザインしよう 医療と日常の間を埋めるサードプレイスの可能性

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

地域をデザインしよう 医療と日常の間を埋めるサードプレイスの可能性

長い間、病気と健康は切り離されたものでした。しかし、医療の進歩により病気も健康も、繋がりのある人生の中の体験になりました。つまり、病気になってもその人らしく、地域で暮ら続けられるようになりました。
多くの患者さんが医療とともに地域で暮らすようになると、病院内とは違う支援が必要になります。パジャマを脱ぎ、服を着て、毎日の生活に戻っていきます。自分で心と身体をコントロールして、元の自立した生活を目指します。
私は看護師としての自分、事業者としての自分、患者を看取った家族としての自分、この3つの立場で医療とともに生きる人に対する支援を体験し、患者さんと家族、医療人、一般事業者の間にある意識の違いを痛感しました。
壁の一つとして、医療人と一般事業者の患者支援に対する視点の差があります。事業者は問いを立て、一つ一つを事業化していきます。医療人は、全人的に連続性のある支援を考えます。その視点を融合させながら、一般企業の手法を使って患者さん支援を前向きに考えると、支える仕組みを共に事業化できる可能性があります。がん患者さんが年間2000人ほど訪れる専門美容室ピアの事例をテーマに、医療人と患者さんを支えるサードプレイスを事業化するアイデアと、その必要性について提案します。医療人がもっと社会の仕組みを活用すると、患者さんの地域生活はもっと変えられます。

佐藤真琴 Sato Makoto

株式会社PEER 経営者

地域をデザインしよう 医療と日常の間を埋めるサードプレイスの可能性

関連プレゼンテーション

  1. 髙﨑美幸:チームリーダー養成の取り組み ~管理栄養士から発信できること~

    髙﨑美幸:チームリーダー養成の取り組み ~管理栄養士から発信できること~

  2. 八鍬紘治:ここまでできる在宅医療 〜地域の底力!〜

    八鍬紘治:ここまでできる在宅医療 〜地域の底力!〜

  3. 宇井吉美: おむつを開けずに中が見たい

  4. 佐々木淳

    佐々木淳:高齢社会を豊かな未来に 人生をより良く生き切るために必要なものは何か?

  5. 田村佳奈美:被災地福島から笑顔を! ~地域でのチーム活動~

    田村佳奈美:被災地福島から笑顔を! ~地域でのチーム活動~

  6. 中村清子:口腔ケアを取り組むことの成果とは

    中村清子:口腔ケアを取り組むことの成果とは