菅康徳:ヒーロー ~消えゆく限界集落に、最後の医師として残る意味を見つける~

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

ヒーロー ~消えゆく限界集落に、最後の医師として残る意味を見つける~

地域医療、その中でも特に在宅医療を担う医師の特殊性は、人の生死に直接関わるところにあると言える。在宅看取りを推奨している最近では、看取ることを前提とした在宅患者を受け持つことも多くなり、その分、責任も伴い時間も拘束され、担当医のプライベートな時間はなくなっていく。だが、その結果として看取った患者とその家族が納得いく最期を迎えることができたのならば、私たちの苦労も報われるといえる。在宅医療と言えども都市部であれば、担当医のグループ制を敷き人海戦術を取ることで医師の負担軽減が可能である。しかし地方の、特に限界集落の地域では医師が一人しかいないのに看取り患者が増え、医師の負担も増加の一途である。そんな地域医療の現場の真ん中で日々診療する、一人の男の生き様を括目してもらいたい。そこに人がいる限り、私は最後まで医師としての使命を持って戦うことをやめない。

菅康徳

医療法人せいとく会 菅医院

ヒーロー ~消えゆく限界集落に、最後の医師として残る意味を見つける~

関連プレゼンテーション

  1. 秋山 和宏

    秋山 和宏:影響力の研究―いのちの場から社会を良くする

  2. 吉田貞夫:なぜに栄養? 高齢者を護る栄養ケアの重要性

    吉田貞夫:なぜに栄養? 高齢者を護る栄養ケアの重要性

  3. 塩崎良子:人生の最後まで、「病人らしく」より「自分らしく」

    塩崎良子:人生の最後まで、「病人らしく」より「自分らしく」

  4. 八鍬紘治:ここまでできる在宅医療 〜地域の底力!〜

    八鍬紘治:ここまでできる在宅医療 〜地域の底力!〜

  5. 森田満美子:ぢゃいこの4次元ポケット

    森田満美子:ぢゃいこの4次元ポケット

  6. 高橋悦堂:宗教者の臨床~生死をこえて、ともに~

    高橋悦堂:宗教者の臨床~生死をこえて、ともに~