MED仙台2019

「相互相乗」

互いに働きかけ、影響を及ぼす「相互作用」

複数の原因が重り、個々に得られる結果以上になる「相乗効果」

「相互作用」× 「相乗効果」

6年目のMED 仙台

プレゼンターの言葉と想いに触れに来てください。

きっと「相互相乗」するはず。

そしてより良い仙台へ

当日参加を受け付けます。

直接、会場までお越しください!

 

体験することが

新たな息吹を生む!

MED 仙台 2019 登壇プレゼンター

ないとうクリニック 管理栄養士 伊藤 清世

きづく・つなぐ・うごく ~あったらいいな、「食」の視点~

伊藤 清世(いとうきよ)

ないとうクリニック 管理栄養士

「皆さんの周りに食べることでの困り事を抱えている人はいますか?」
という質問をされて、すぐに誰かの顔が浮かぶ人もいれば、改めて自分が関わる方の食事の場面を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
例えば、食欲が落ちた方がいたとして、その方は突然食欲が落ちたのでしょうか。それ以前に、立ち上がりが悪い、傷が治りにくい、少しむせるようになった、などの変化はなかったでしょうか。
もしかしたらそれが食欲低下のはじまりだったのかもしれません。
では、食べることでの困り事を抱えている人に出会ったとき、相談できる人を思い浮かべることができますか?
少しの気づきと、それを伝える相手と手段。
これが、食べることでの困り事を改善するスタートなのかもしれません。
病院、介護施設勤務を経て、地域の管理栄養士として活動するようになった今、感じていることをお伝えしたいと思います。

浅田ともみ

「医療×ネイルの可能性」~看護師&ネイリストとしての生き方~

浅田 ともみ(あさだともみ)

公立黒川病院 看護師

福祉ネイリスト・医療フットケアスペシャリスト

看護師の傍ら、爪トラブルケアや闘病中の方へのネイルカラーを行うネイリストとしても仕事を担っています。
「医療の場にネイル?」「看護師がネイリスト?」という声もありますが、一番驚いているのは自分自身かもしれません。幼い頃から爪にコンプレックスがあり爪を隠してきた、そんな私が今では年間のべ300人以上の爪に携わっています。
きっかけは、ネイルサロンで人工爪を作ってもらったこと。20年間の悩みがたったの1時間で解消!綺麗な見た目、細かい動作のしやすさに感動と衝撃を受けると同時に、今までこの技術に出会えなかった悔しさが。なぜ医療界に爪の分野が無いのか…。無いのなら看護師として始めてみようか?と思い立ち、医療の場でネイルを始めて2年。「靴を履けるようになった」「自分の手が好きになった」そんな声が増えています。
ほんの小さなパーツである爪が人生を豊かにすることを、私の生き方・働き方と共にご紹介したいと思います。

伊藤清一

私たちのことを、私たち抜きに決めないで~先達の想いを次代に~

 

伊藤 清市(いとうせいいち)

NPO法人仙台バリアフリーツアーセンター 理事長

Nothing about us without us!( 私たちのことを、私たち抜きに決めないで)。
1960年代にアメリカで起きた障害者の自立生活運動の過程で生まれ、2006年に国連で採択された障害者権利条約の制定過程においても使われたスローガンです。
仙台でも1960年代後半から当事者の「みんなと同じように街に出たい」との想いから、生活圏拡張運動という官民一体の市民運動が起こります。
その後「私たちで決めた」ことが評価され、当時の厚生省が「身体障害者福祉モデル都市」第一号に指定。後年、仙台は日本の福祉のまちづくり発祥の地と言われるようになりました。
それから半世紀弱、先達が憧れた仙台市街では、障害がある人もない人も楽しめる「とっておきの音楽祭」が毎年開かれており、おかげさまで来年20回目を迎えます。仙台で生まれ今に生きる当事者として、とっておきの20年を振り返りながら先達の想いを次代に繋げていきます。

鈴木宏和

自費リハビリという選択肢

鈴木 宏和(すずきひろかず)

脳梗塞リハビリテーション仙台 センター長・理学療法士

私は、脳卒中特化型の自費リハビリ施設で働いています。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の皆様、臨床の中で「リハビリの時間さえ確保できれば、さらに機能改善できそうなのに」と思ったことはありませんか?患者様や利用者様から「もっとリハビリして欲しい」と言われた経験ありませんか?公的保険になるとどうしても生じてしまう時間的制限、サービス内容の制限が存在します。その環境下で如何に良いサービスを提供していくか考えましたが、私にはもやもやが残っていきました。療法士に限ったことではなく、他のコメディカルの業種の方も同じような状況に出会いませんか?。そんな時に出会ったのが、この仕事でした。自費リハビリが導入されたからといって、解決したことはまだまだ多くはありません。自費リハビリの世界に入った私が、そこで得た経験から感じたことやリハビリに対しての思いを話します。地域医療をもっと良くしていくために、一緒に考えてみませんか?

荒井 裕江

~ごちゃまぜで集い語り合う 気兼ねない仲間達 心地良い居場所つくり~「もちよりせんカフェへ ようこそ(^^)」

荒井 裕江(あらいひろえ)

せんカフェ 共同代表
介護支援専門員

私達は「ごちゃまぜ」をコンセプトに、毎月第3火曜日にエル・パーク仙台でもちよりカフェ「せんカフェ」を開催しております。
障がいのあるなしに関係なく、医療、介護・福祉、地域について関心がある方なら誰でも参加いただけます。
私がもちよりカフェを仙台で立ち上げようと思ったキッカケ…それはある女性と出会い。
それをキッカケに様々な課題を目の当たりにし、賛同してくれる仲間と一緒に、様々な機関の協力も得て、平成30年4月に「せんカフェ」をスタートさせました。
「もちより」と称している通り、食べ物1品と参加者の想いを持ち寄っていただき、自己紹介の際にその想いについてお話していただいています。
顔の見える関係から語り合える関係つくり、誰もがフラットな関係でフラッと気軽に立ち寄ることができる居場所つくりを目指して、この杜の都で気兼ねなく語り合える仲間たちと頑張っています。

高橋 正佳

「ひなたぼっこ」が必要ない社会づくり

高橋 正佳(たかはしまさよし)

特定非営利活動法人全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)

地域ケア実践モデルプロジェクトグループ長補佐 兼 仙台・国見チーム長

私が所属している「国見・千代田のより処ひなたぼっこ」は、高齢者や障害のある人を限定せずに、「地域のつながりづくり」の拠点として、地域でさまざまな取り組みを行っています。また、様々な理由で一時的に生活が困難になった方々を一時的に受け入れる活動(シェルター)をしています。
私は2013年から「ひなたぼっこ」に関わっていますが、それまでは障害福祉や高齢者の施設で働いてきました。それらの施設では、様々な規制の中で支援することについて「いずい!」(仙台弁)ということを感じながら、働いていました。
しかし、「ひなたぼっこ」では窮屈な規制もなく、支援する際にも対象になる方の「暮らし」や「強み」からできる支援を考えているので、以前抱えていたような「いずい」ことを感じることなく取り組んでいます。
しかし、活動を重ねる中で「ひなたぼっこ」が地域になくてもいいような社会が必要なのではないかと考えるようになりました。その想いをみなさんと共有したいと思います。

杉山賢明

内科医の「人生会議」啓発イベントの主催者への転身

杉山 賢明(すぎやまけんみょう)

東北大学大学院歯学研究科 国際歯科保健学分野 助教

人生をより良く生きるために、人生の最終段階での希望を家族や医療者と話し合う「人生会議」の重要性が増してきている。演者自身も人生会議の必要性を感じた経験が2つある。
1つ目は、演者が研修医だった頃に、末期がんを告知された父の無念と、残された家族として様々な困難を味わったことである。
2つ目は、宮城県の離島で、容態悪化した住民を診察した際、最期まで島で暮らしたい本人と、離れて暮らす家族の葛藤を現場で感じたことである。
このような事態に備えて人生会議が必要であるが、一般的には縁起でもないと敬遠されがちである。そこで、演者は宮城県や岩手県において、人生の聞き書き・住職による漫談会・漫才・寸劇・カードゲーム等を用いて、楽しみながら直感的に学べるような人生会議の啓発イベントを実施してきた。こうした学びの場で、あらゆる人がつながり、幸せを共有できる可能性を探りたい。

千葉 明日香

病院勤務×在宅医

千葉 明日香(ちばあすか)

長町病院 医師

地域には自分らしく幸せに暮したいという当たり前の願いと共に、病気、貧困、災害、格差など健康で文化的な生活を脅かす困難があります。人は生まれ、暮らし、いつか死を迎えます。医療や介護は誰もが安心して暮らせる街の基本機能のひとつです。
私の職場は先の震災で付属クリニックが全壊し、訪問診療を継続するために「在宅療養支援病院」の届出を行いました。生命を救う病院医療と生活を支える在宅医療。その両者の立ち位置を持つ利点を活かした仕事をしたい。家庭医として外来や病棟でも働く中で病院スタッフに在宅医療を伝える事を縦糸、地域に出て介護事業所や地域の方と協働する事を横糸に、ゆったりと温かい包容力のある布を織るイメージで、この地域に在宅医療のネットワークを作りたい。人生の喜怒哀楽を糧に自身も成長しながら、地域住民の日常生活を支える在宅医療をライフワークにしたい。小さな在宅療養支援病院で働く小さな在宅医の想いです

小尾勝吉

生まれてきてよかったを創り続ける。
~村づくりを通じた自立共生社会の実現~

小尾 勝吉(おびかつよし)

愛さんさんグループ 代表

皆さんは、人生最期を迎える際に、どのような気持ちで幕を閉じたいですか?
人生最期の“心の状態”は、とても大切だと思うのです。
酸素マスクをつけて、排泄もクダでオムツ・車いす、栄養は口からではなくて胃ろうで、介護状態、、、そんな状態で亡くなりたくないと思います。
私の母親はそのような状態で亡くなりました、最期は震えて苦しんでいました。

人生は有限。
しかも、いつ人生の幕を閉じるのか、誰にもわかりません。
だからこそ「生まれてきてよかった」という状態に入っていきたい。
誰もが必ず役割をもって生まれてくる。
その役割に気づき、心からの「ありがとう」の言葉に包まれながら、困った時にそっと手を差し伸べてくれる仲間がいて、心は解放され、自分の短所を誰かの長所で生かしあいながら生きる事ができたら、いかがでしょうか?
そんな世界を“村づくり”を通じて実現したいと、愛さんさんグループは考えております。
共に実現していきませんか?

 

MED 仙台 2019 概要
  • 日時:2019年6月22日(土)
  • 時間:13:00〜17:00 受付12:30 、懇親会18:30〜20:30
  • プログラム
    12:30 受付開始
    13:00 開演
    13:10 1st セッション
    14:05 休憩
    14:35 2nd セッション
    15:20 休憩
    15:40 3rd セッション
    16:55 閉会
    18:30 懇親会
  • 参加費
一般
事前参加登録 3,000円
当日参加 3,000円
懇親会 4,000円
  • 定員:198名(先着順)
    確実な参加には事前参加登録をお願いいたします。なお、当日参加の受付は事前参加登録に空きがある場合のみ行います。
  • 参加対象:広く医療・介護・福祉に関係する専門職、および関心を持つ市民のみなさん
  • 会場:宮城野区文化センター シアターホール(パトナシアター)仙台市宮城野区五輪2丁目12-70 TEL 022-257-1213

  • 懇親会:先着60名。18:30~20:30。DUCCA仙台駅前店

協賛:株式会社クリニコ、レイス治療院、有限会社スタック