『ハナスチカラ』
グっとくる!そんな言葉の持つ力。
一億二千万分の12! 奇跡的だと思いませんか?
その人たちの言葉を聴こう。16分の凝縮された時間。
グっときます。強烈な力で押し寄せます。
人それぞれに世界がある。言葉の力はあなたを変える。
今や三年一昔、MEDぐんまも三年目。
『ハナスチカラ』を受け止めてください。
群馬の熱をつたえたい。群馬に熱をもらいたい。
そして未来を紡いでいく、それがMED。
MEDぐんま2019:無事終了!そして2020年に向かう。 2年前に刻み始めた『MEDぐんま』のヒストリー。収束と発散を繰り返しながら、社会を良くするための時を刻む。令和元年5月12日、前橋の一番良い季節にMEDぐんま2019は開かれました。プレゼンターだけじゃない、聴衆もボランティアスタッフも、プレスや企業展示の皆さんも、150人すべてが一つになってこの場を作ってくれたのですね。そして成功した、でもそれは通過点。 キャッチコピーは「ハナスチカラ」 グッとくる、そんな言葉の持つ力が欲しかったんです。1年かけてチーム前橋はプレゼンターを探しつづけ、心をこめて12人にお願いしました。そしてその日の舞台袖、登壇前の息づかいには緊張と高揚が交じり合い、ヘッドマイクをセットした姿は、何らかの熱を発していました。 MEDぐんまが、生き物のように感じます。 聴きたい—聴かせたい、変えたい—変わりたい、この座標舳の織りなす空間で、MEDぐんまが息づいている。3秒、60分、24時間、365日… 激しく交わっているようで、少しもカスってないかもしれない。それぞれに生きる12人が集まって、気持ち良い形に融合しました。不思議なケミストリー、いやバイオロジーか。欲しかったのはこの熱なんだ。 古仙芳樹は言う。 群馬には志をもって地元を良くしたいと活動する素晴らしい人たちが沢山いる。そのメッセージを伝える場としてMEDぐんまが機能し、参加した誰もが群馬の熱を感じられる開催をめざしたい! 清水麻理子は言う。 全国あちこちでいろんなプレゼンを聴いて思うんです。なんて凄い人たち、日本を変えるんじゃないかなって思う。お願いします!ここに来て、群馬に熱を送り込んで欲しい。 チーム前橋の3人は、なぜなら前橋出身なのです。生まれた “まち” は生きていく原点。そこから発信することに意味がある。チーム医療フォーラムのキーメッセージ「いのちの場から社会を良くする」を受け止めて、MEDぐんまに命を吹き込み、そこから社会を変えていこう。そのパワーをいただけるプレゼンターに感謝です。そしてこのイベントを支えてくれる皆さんに感謝です。 なぜ人は変わりたいのか? なぜ人は変えたいのか? さまざまなテーマでプレゼンは行われました。その根源となっている信念は、聴く者たちを突き動かす。プレゼンターの汗と涙が輝く飛沫に姿を変えて、会場に満ちあふれていたんじゃないかな。このままじゃいけない、誰もが思っている気持ち、チャレンジしてみませんか。『MEDぐんま』を続けます、群馬から叫び続けます。日本がより良く変わりますように、皆さんがより良く変われますように。
チーム前橋 岡田克之、古仙芳樹、清水麻理子
今年度から新設されたMEDぐんま2019前橋市教育長賞。 当日のプレゼンテーションの中から“言葉の持つ力”を強く聴衆が受け止めたプレゼンターに贈られます。 記念すべき第1回目の受賞者は角田 真住(つのだ ますみ)さん。 プレゼンテーションのタイトルは「髪を失った女性に笑顔と自信を」でした (スクロールして抄録をご覧ください)。 チーム前橋と
MED ぐんま 2019 Session A 10:40〜12:00
認知症を学び認知症の方々と寄り添える若者を増やす活動 礒干 彩香(いそひ あやか) あかぎ団/ぐんま特使/群馬県認知症アンバサダー/まえばしCITYエフエムパーソナリティー
2011年に群馬県を元気にする!という使命のもと、前橋市で発足したご当地アイドルユニット「あかぎ団」の初期メンバーとして入団。得意のMC力を活かしてセンターポジションで活躍!2013年、ぐんま特使を拝命し、ライブステージだけでなく、慰問活動・赤城山に緑を蘇らせるエコ活動・名産品や観光地のPR活動・群馬県認知症アンバサダーの4本柱の活動を地道に継続しています。
目からウロコ?! 地形に着目する町歩きのススメ 皆川 典久(みながわ のりひさ) 東京スリバチ学会会長
NHKのテレビ番組『ブラタモリ』が人気ですね。タモリさんが謎解きふうに町の歴史を紐解く展開に、思わず「なるほど!」と頷く方も多いのではないでしょうか?番組の中でテーマに掲げられているのが「地形」。自分は地形マニアとして、番組にネタを提供してきました。最近放送されたローマ編・パリ編でも取材協力をしました。坂道好きなタモリさんに変なライバルがいる!ということで『タモリ倶楽部』に出演したのが2007年。以来、多くのメディアが東京スリバチ学会の活動に注目してくれています。東京の地名には、四ツ谷、渋谷、市ヶ谷など、谷のつく地名がたくさんあります。東京は坂道の多い町として知られていますが、スリバチ状の谷間や窪地がつくる複雑な凹凸地形になっているのです。地形を知ることは町を知る大きな手がかりとなります。その土地ならではの歴史や文化は地形と深く関係しているからです。町の魅力を再発見できる、地形に着目した目からウロコの町歩きをご紹介したいと思います。
頭にいいこと!! 身体にいいこと!! 飾る数学で あ・そ・ぶ !! 髙橋 和朗(たかはし かずろう) 3D Art Puzzle Cell 開発者/光工芸有限会社 代表取締役
飾る数学であそぶって何!! とても意味不明な言葉ですが、実は手と脳は密接な関係にあるそうですね。現代の脳科学によると、手は脳の「運動野」や「体性感覚野」とつながっていることがわかっているそうですね。したがって、手を活発に動かすことは脳に刺激をあたえ活性化させる効果があるそうです。あらゆる物事がデジタル化しフリックやタップで何もかも事が済んでしまう現代こそ、実際に手を動かしてものをつくることの重要性は高まっていると私は考えています。私が開発した3D Art Puzzle Cellとは、段ボール製の組立て式パズルです。円形のピースを差し込んでつなげていくことにより、さまざまな形の立体物をつくることができます。素材が紙なのでご自身で色や絵・柄もつけることもできます。考え創り出した立体物は、誰かに見せたくなり、自慢したくなり、飾ってみたくなり、楽しめます。私の会社では飾られたCellのオブジェでいっぱいです。さあ、あなたの想像力の育成と、頭の体操に楽しんでみてはいかがでしょう。
あなたのために 笑顔でGo! 小池 京子(こいけ きょうこ) 医療法人大誠会 内田病院/認知症看護認定看護師
私は、20年間内田病院一筋で、看護師のキャリアを築いてきた。とはいえもともと認知症看護が大好きで認知症看護認定看護師になったわけではない。これまで臨床経験を積む中で、やりがいを感じるよりも行き詰まりを感じることの方が、ずっと多かった。認知症の患者が怖くて、何を考えているのか分からなくて、苦しくて、つまらなくて、私は冷たい人間なんだとさえ思い自己嫌悪した。一方で私は、大誠会の理念はしっかりと根付いていた。“患者ではなく人として大切にする”ということ。泣くほど辛い時期を超えて認知症看護を学んだからこそ、いま認知症の人のケアに泣くほど悩んでいる人のために、伝えなければいけないことがあると使命感を感じている。当日は、あなたのために。全力でお伝えします。
MED ぐんま 2019 Session B 13:00〜14:20
ケアからはじまるまち育て「タコ足ケアシステム」 在田 創一(ありた そういち) 社会福祉法人槇の実会 障害者相談支援センターひかり 相談支援専門員
「福祉ってそんな特別なことじゃなく、遊び感覚でやってもいいんじゃねぇ〜の!?」 飲み屋は笑いながら言う。 「障害者が働く場がないんだったら、俺の店が地域のモデルになってやるよ」 これはパン屋の一言。 「障害者と健常者の境目ってそんなはっきりとしたもんじゃなくて、曖昧なもんなんじゃないかなぁ」 酒屋は優しく語る。 住民主体の福祉っていえるほど、たいそうなもんではない。でも、この地域の人達が、もうちょっと楽しく生活できるように、専門職だけじゃなく、当事者も住民も活躍できるような取り組みになればと思う。 タコ足ケアシステムは子どもも大人も高齢者も障害者も、地域のいろんな人がくっついたり離れたりしながら楽しく生活できるようになるためのソーシャルキャピタル!ロジックではない、楽しい福祉にヒントがあるはず!
性の包括的な教育は、ヘルスプロモーションである! 清水 幹子(しみず みきこ) 一般社団法人矢島助産院 助産師/筑波大学大学院非常勤講師/府中市助産師会会長
「性」というと、何をイメージしますか? エロ? SEX? …いえいえ、「性」とは、人権なのです‼「性」の健康や尊重は、人間としての権利です。しかし、その人権はどのように守られているでしょうか?小・中の公立学校における「性教育」は、世界的に比べ、遅れているのが現状です。そして、日本の10代の人工妊娠中絶は、1日50人を超えます。また、刑法が100年ぶりに改正され、関心が高まりましたが、結果的に性犯罪の刑罰の厳罰化が見送られたのです。 「SEX:性差」と、「ジェンダー:社会的・文化的性的役割」は、1970年代のアメリカの女性解放運動家たちによって提唱され、これまで法律・社会・文化に多くの影響を与えてきました。誰でも健康で幸せな「性」の在り方を実現できるようなヘルスプロモーションについて、みなさんと多角的に考えていきたいと思います。
髪を失った女性に笑顔と自信を 角田 真住(つのだ ますみ) 合同会社Armonia代表社員/Alopecia Style Project Japan共同代表
脱毛症・抜毛症・乏毛症・抗がん剤副作用… 様々な理由によって髪を失う女性たち。 Alopecia Style Project Japanは、そんな女性たちの団体です。 髪を失った、たったそれだけのことで、私たちは稀有な目で見られ、傷つき、涙してきました。 自分の容姿を「隠さなければ」と思いながら鏡の前に立つ。 自分を隠そうとするそんな自分の気持ちに、自らの心を傷つけてきました。 でも本当に私たちの容姿は隠さなくてはならないほど醜いものでしょうか。 髪を失った女性が自分だけの笑顔を輝かせるために。 私たちが私たちの心を優しく受け止めるために。 イベント・パフォーマンス・講演活動などを行っています。 私たちから、次の私たちへつながり、未来に続く小さな灯りになるように。 違いが優しく溶け合う世界に向けて。
「見た目」と「こころ」を回復するエピテーゼ 田村 雅美(たむら まさみ) エピテみやび株式会社 代表取締役社長
ある日突然、体の一部をなくしたら? 体にも心にも大きな傷を負います。体の傷は見えるけど、心の傷は見えません。その体と心の傷の両方を回復することができるのが、エピテーゼです。しかし、当事者や医療従事者でさえも知りません。人生100年の時代。より、自分らしく前向きに過ごせるよう社会に広め新しい価値観を生み出し、お客様の未来を豊かにします。