特別トークセッション
MED2022プレゼンター
MED 2022 を開催します。

新型コロナウイルス感染症による社会情勢の影響を受け、MEDは2019年の開催後は、2020年、2021年と開催の中止を余儀なくされました。MED2022は3年ぶりの開催となります。
MEDは2022年の開催にあたり新たな展開を模索していきます。

シンクタンク・ソフィアバンクとの共催
2022年からMEDの運営に強力なパートナーが加わっていただけることになりました。シンクタンク・ソフィアバンク(代表 田坂広志)です。一期一会に感謝し、MEDは新たなスタートを切ります。

“つながる”MED
2022年度からリアルとオンラインのハイブリッドで開催します。人々のコミュニケーションの方法に変化が生じています。一人でも多くの人にプレゼンターのメッセージを伝えるために、当日の模様をリアルタイムで配信します。

みんなが みんなで つくる MED
2022年度からMEDをクラウドファンディングを利用した開催にします。一つにはMEDを社会の文脈に置くこと、もう一つにはMEDをみんなでつくりたいと考えたことが理由です。ただ開催するのではなく、開催することに意味を持たせ、継続することに意義を持たせる。MEDはみんなが みんなで つくる森のようでありたいと考えています。

※MED2022は社会情勢等の理由により、現地開催の中止やオンラインでの開催など、内容に変更が生じる場合もありますことをご了承ください。

MED 2022 特別トークセッション

夢・志をカタチにする力
岡田武史

岡田武史
Okada Takeshi
株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役会長
日本サッカー協会副会長

1956年 大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、古河電気工業サッカー部(現ジェフユナイテッド市原・千葉)に入団し、サッカー日本代表に選出。現役引退後は、ワールドカップ、フランス大会と南アフリカ大会で、日本代表監督を務める。コンサドーレ札幌監督、横浜F・マリノス監督、中国杭州緑城監督を歴任。2014年 FC今治のオーナーに就任。

田坂広志
Tasaka Hiroshi
シンクタンク・ソフィアバンク 代表
多摩大学大学院 名誉教授
田坂塾 塾長
元内閣官房参与

田坂広志
秋山和宏

秋山和宏
Akiyama Kazuhiro
みんなが みんなで 健康になる 代表理事
東葛クリニック病院みらい 院長

MED 2022 プレゼンター

※プレゼンターは2022年9月7日現在の情報です。プレゼンターが確定次第こちらでお知らせします。
※プレゼンターの並びは順不同です。

村田裕之

村田裕之

Murata Hiroyuki
東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター特任教授
村田アソシエイツ株式会社代表取締役

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超々高齢社会を持続可能にして世界に貢献しよう

日本の高齢化率は2021年9月時点で29.1%であり世界一です。日本人の平均寿命は男性82歳、女性88歳でどちらも世界一です。平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」、つまり「要介護期間」を意味します。2019年時点で男性8.73年、女性12.06年でした。
高齢者人口は2013年から毎年50万人増えている一方、労働人口(15~64歳)は毎年70万人減っています。高齢者が増えると要介護者も増えるので、介護従事者の不足が年々深刻になっています。仮に今、有効な出生対策を講じたとしても、その成果が出るのは最低でも約20年後になるので別な策が必要です。
高齢化率28%を超えた「超々高齢社会」の日本を持続可能にするには、私たち一人ひとりの「要介護期間の最小化」が必要です。そのためには、今元気な人が年をとっても、なるべく要介護にならず元気でいられるための予防策が不可欠です。
私は「スマート・エイジング」の考え方を2006年に東北大学で提唱し、その4条件(運動、認知、栄養、社会性)を意図的に組み込んだ商品・サービスを民間企業との共同研究を通じて社会に実装し、個人のスマート・エイジング実現を後押ししてきました。
超々高齢社会の課題解決には税金のバラマキではなく、健全なビジネスで回る仕組みが必要です。今回はその一部をご紹介し、日本で磨いたシニアビジネスが世界で役に立つこと、日本だから可能な社会貢献のやり方を皆さんと共有したいと思います。

萩原一平

萩原一平

Hagiwara Ippei
一般社団法人応用脳科学コンソーシアム 理事・事務局長
株式会社NTTデータ経営研究所 フェロー

脳から考える人間の可能性
~多様な可能性を持つ脳の力を社会に活かそう~

脳は人間の司令塔とも言われています。わずか約1,300グラム、LED電球一個分のエネルギー(約20W)で動いているにもかかわらず、生きている限り、脳は私たちの毎日の生活を支えてくれています。にもかかわらず、私たちは脳のことをほとんど知らずに過ごしています。
確かに、脳のことはまだ科学的にはわかっていることが少ない、というか、わからないことが多いです。とはいえ、最新の脳科学は、心理学、生理学、行動科学、社会科学、経済学等と結びついて、様々なことを解明してきています。また、最近では脳科学研究とAI開発の融合により、脳融合型AIとでも言える新しい研究開発も進んでいます。
一方で、インターネット、スマートフォン、AIなど情報技術の急速な発展により、私たちの生活がデジタル化しており、デジタルが脳に与えている影響というのも無視できなくなっています。
私自身は脳科学研究者ではありませんが、脳科学の活用が社会経済的に重要と考え、10年以上、多くの優れた研究者の方々に教えを請い、まさに「門前のじじい(もう小僧の歳はだいぶ昔なので(苦笑))習わぬ経を読む」で、様々な産業のリーディング企業と連携して、産学連携による脳科学の産業応用に取り組んでいます。
当日は、最新の脳科学研究の一端をご紹介しつつ、私たちは、そして社会や企業はどのように脳科学と向き合っていけばいいのか、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

小田真人

小田真人

株式会社オシンテック 代表取締役
神戸情報大学院大学 客員教授

皆で地球規模の問題への答えを創り出そう

「世界のルールをみんなの手で」をビジョンに、日本から世界中のルール作りを可視化するサービスRuleWatcherを世界に広げる起業家でもある小田真人からのメッセージ

人権や環境のテーマのルールトレンドを扱う中で、いまわれわれが直面している地球規模の課題は、一部の「専門家」といわれる人たちでは解決はおろか、多くを把握することすら困難だといわれています。
アメリカでは頻発する山火事への対処に、先住民による野焼きの手法を取り入れたり、炭素吸収率を上げるために、昔ながらの炭を土中に混ぜて微生物を増やすなど、民間に伝わる知恵が急速に見直されつつあります。
インターネットで世界が繋がり、人工知能でこれまでたどり着かなかった情報が容易く手に届くいま、私たちがあらゆる問題の「当事者」として知恵を出し合う状況を作りたい。
そのためにも、過去の人類が作り出せなかった本当の意味での「民主主義」が大切です。テクノロジーの進化に合わせて私たちの意思決定も進化させることができるようになってきています。よりよい合意形成の土台となる情報公開を推し進め、物理的距離を越えてベストプラクティスを学びあい、多くの人たちが関わって課題を解決する時代にするのです。
2018年に創業した株式会社オシンテックのあゆみと、誰もが生き甲斐を感じながら暮らせる目指す世界をご紹介します。

近藤克則
©︎NobuhiroMiyoshi

近藤克則

Kondo Katsunori
千葉大学 予防医学センタ 社会予防医学研究部門 教授 / 国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター 老年学評価研究部長(併任) / 一般社団法人 日本老年学的評価研究機構 代表理事(併任)

健康格差の縮小は可能か?
20年かけてわかったこと

地域や社会経済状況の違いによる集団間の健康状態の差を健康格差と言う。平等神話が残っていた1999年にある町で調べると高所得層に比べ低所得層で5倍も要介護認定者が多かった。いという健康格差を、発見したときには驚いた。本当?メカニズムは?放っておいて良いの?どんな対策?効果はあるの?など、多くの疑問が湧いてきた。その答え探しを始めた。
答えが完全にわかるまで放置できないと思い、仮説や考えられる対策を「健康格差社会」(医学書院、2005)という本にまとめた。仲間と日本老年学的評価研究(Japan Gerontological Evaluation Study,JAGES)を立ち上げ、30を超える市町村の10万人規模のデータベースを構築した。やはり全国のどこにでも健康格差はあった。しかし、一時点の横断データで、例えば、低所得と不健康に関連が見られても、どちらが原因か、わからない。だから、縦断追跡研究に展開し、低所得や社会的孤立が不健康よりも時間的に先行することを確認した。しかし、それらが原因らしいとわかっても、観察研究だけでは、意図的に変えられるかどうかはわからない。だから、数市町と一緒になって、交流拠点を作って追跡し、参加者で非参加者に比べ、要介護認定率が低いことを確認できた。
国も「通いの場」づくりによる介護予防が始めた。「健康日本21(第2次)」で10年かけて「健康格差の縮小」を目指すと謳った国の最終評価が公表される。果たして健康格差の縮小はできたのか? 10月9日に紹介したい。

前田圭介

前田圭介

Maeda Keisuke
国立長寿医療研究センター老年内科 医長 / 愛知医科大学大学院緩和・支持医療学 客員教授

老年栄養という健康問題に目を向けよう

長寿社会である本邦において、高齢者に特有の栄養問題が注目を集めつつある。老年栄養(Geriatric Nutrition)と呼ばれる比較的新しい老年医学/老年学の範疇のトピックである。従来、栄養といえば食事についてのアレンジが主流だ。糖尿病、慢性腎臓病、脂質異常症、心不全や高血圧症などの慢性疾患においては、食事療法が疾患の転帰を少しでも好転させるために有効である。しかし、食事療法の多くは特定の栄養素の制限や栄養素全体のバランスに気を配ることばかりで、栄養状態の改善を目的としたものではないようである。
老年栄養では従来の食事療法に加え、栄養状態を問題視する。例えば、フレイルやサルコペニア、低栄養、悪液質である。栄養状態の維持や改善自体をゴールとして介入する。また、老年栄養は、栄養状態を悪化させる可能性がある疾病や状態もカバーする。食べる問題(摂食嚥下障害)や人工栄養導入についての意思決定支援、食事介助や拒食の問題も扱う。高齢者が直面する可能性のある食に関するすべての課題と対峙する。
また、疾病の治療だけでなく、予防的アプローチの視点も老年栄養には含まれる。おいしく楽しめる栄養文化を地域に浸透させることが大切だ。老年栄養という考え方は健康寿命の延伸に大いに貢献できるものと考えられる。

獣害問題に取り組む科学館の挑戦

手作り科学館 Exedraは2018年1月14日、千葉県柏市にオープンした私設科学館だ。柏駅前にある古い空きアパートを1棟借り受け、東京大学柏キャンパスの大学院生らからなる科学コミュニケーション団体がDIYで改修した。
現役の研究者や大学院生から研究現場の最新のトレンドを聞けること、実験や工作などが楽しめることが特徴のひとつだ。人が住まなくなり廃墟と化した空き物件をリノベーションして活用したり、虫食いで廃棄される無農薬ブルーベリーを実験で使ったりと、地域の課題に寄り添い可視化し、科学コミュニケーションを介して社会問題の解決に少しでも貢献したいと、様々な取り組みをおこなってきた。その課題のひとつが獣害だ。
田畑や森、生態系を荒らすなどの理由で野生動物がやむなく駆除されている。しかし、その骨や皮の利活用率は極めて低い。そこで標本にして展示したり、骨のキーホルダーやレザーの名刺入れなどを制作・販売したりと利活用を進めている。捕獲し、解剖し、標本にする過程では、動物たちは生態や進化の歴史、体の構造と機能の関係など、多くのことを教えてくれる。そもそも獣害の多くは人間の行動や生活様式の変化に伴って野生動物の行動が変わったことにより引き起こされている。したがって、将来的に駆除という行為そのものが必要なくなるためには、人間の意識と行動を変える必要がある。そこで革の利活用の一環として、レザーでブレスレットを作る工作の材料と必要な道具を、解説冊子と同梱した教材を開発した。今後も、科学館の立場からこの課題の解決に貢献していきたい。

川面寿子

川面寿子

Kawadura Hisako
小金原6-7元気くらぶ

みんな隣人! 団地ではじまる新たなお隣づきあい

私は千葉県松戸市の小金原団地で「小金原6−7元気くらぶ」という活動をしています。小金原6−7は団地の住所です。その名のとおり、団地で暮らす人たちが、自分たちで、身体も心も元気になるように始めた活動です。団地で暮らす人たちを巻き込んで、一緒に集まり、おしゃべりをしたり、歌を歌ったり、地域活動をしたり、学びや身体活動をしたりしています。
私が小金原団地に移り住んだのは1969年、26歳の時でした。ここでずっと暮らし、3人の子供を育て上げました。私は今、80歳になります。団地で暮らす人たちの高齢化はどんどん進んでいます。以前は活発だった隣近所の活動も少なくなりました。67歳のときに民生委員の委嘱を受けましたが、そのなかで「自分から外に出て話しはできないけど、人とは話をしたい」という声があることに気づきました。団地には断絶とも思える玄関の鉄の重い扉があります。でも私は「みんな隣人」という思いで声をかけました。これまでには聞こえていなかった声が聞こえてきました。「小金原6−7元気くらぶ」はそうした声が集まって生まれました。
今日は高齢者ばかりの私たちが、新型コロナ禍でオンラインに初めて挑戦した取り組みや、医歩との出会いなど、私たちの活動のこれまでとこれからをお話ししたいと思います。

死んでもいいけど、死んじゃだめ。
〜いのちを大切にする社会のためにできること~

「あなたのいばしょ」はチャットを使った相談窓口だ。24時間、365日、だれでも、無料で、匿名で利用することができる。大空氏が大学3年生(2020年)の時に創設し、スタートから2年が過ぎた現在(2022年9月)で、約44万件の相談を受けている。これまでの「相談窓口」の固いイメージではなく、「あなたのいばしょ」は顔も名前も明かさなくてよいばかりか、声を出す必要もない。誰にも身近なチャット機能を使って早朝でも深夜でも相談ができる。今も1日に平均約1000件の相談が寄せられ、その約4割が10代の子供達だという。
人は家族やコミュニティに接していても「孤独」になる。数多くの相談の中で浮かび上がってきたのは「人は年齢や性別、立場に関係なくあらゆる人が孤独を感じる」ことだ。つらく苦しい時に頼る人がいないと、自分の気持ちを抱えこみ、自分を追い込んでしまう。こうした「望まない孤独」が社会にある課題を複雑にし、解決を困難にしている。では、どうしたら「望まない孤独」を解消することができるのか。根本にあるのは「信頼できる人に確実にアクセスできる仕組み」を創ることであり、そのための社会への働きかけだ。あなたのいばしょを支える相談員の多くは市民だ。学生から家庭人、現役、リタイアした人たちまで年齢も性別もさまざまだ。日本のみならず世界中の市民がボランティアとして活動を支えている。いのちを大切にする社会のために私たちができることとは何か。大空氏に語ってもらう。
(編集部)

西村詠子

西村詠子

Nishimura Eiko
元ちゃんハウス 代表 / 認定NPO法人 がんとむきあう会 代表理事

地域にあるがんに影響を受ける人たちの〝居場所〟
〜少しの〝お節介〟と程よい〝つながり〟〜

私はがん患者であり、がん患者の家族であり、がん患者の遺族であり、そして看護師です。
自分ががん患者になった時、世の中に色が無くなりました。胸に大きな石を抱えたようでした。医師の夫が末期の胃がんになった時、夫を想うつらさと遺される家族の立場で悩みました。私たち夫婦は仲間と共に「がんになってもひとりの人として自分を取り戻せる場所」をつくりたいと活動していましたが、実際に人とのつながりや支え合いが何よりも大切だと痛感しました。
病院と自宅の間にがんを抱えた人が気軽に立ち寄れる場所があったらどうでしょう。そんな場所が元ちゃんハウスです。
…困ったときには元ちゃんハウスで話を聞いてもらうと思ってほしいです、私達がそうでしたから。病院では本音は話せません。物わかりの良い患者でいたいのです。でも、嫌なものはいやなんです。心の中は愚痴や負の思いばかりなんです。正論を聞きたくないのです。患者になってしまいましたが、患者でいたくないのです。ひとりの人として今までと同じように、社会と繋がっていたいのです…。
そんな思いを持って、元ちゃんハウスで毎日、おしゃべりや相談を受けながら少しでも笑顔になって帰ってもらえるように、小さなお節介を続けています。元ちゃんハウスは地域にあるがんに影響を受ける人たちの〝いばしょ〟です。

大高美和

大高美和

Ootaka Miwa
特定非営利活動法人ゆめのめ 理事長、管理栄養士

近日中に決定しだい公開します。 ご期待ください!

MED 2022 概要

  • 日時:2022年10月9日(日)13:00-17:30 懇親会 17:30-19:30
  • 場所:日本科学未来館 みらい館ホール 東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館
  • 共催:一般社団法人 みんなが みんなで 健康になる(代表理事 秋山和宏)/シンクタンク・ソフィアバンク(代表 田坂広志)
  • 会場:日本科学未来館 未来館ホール 東京都江東区青海2-3-6

  • 参加費
参加方法参加費
現地参加4000円先着200名
オンライン参加2000円
懇親会4000円先着80名

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