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医療は “生きづらさ” を変えられる ~診療所から伝える、マイノリティが暮らしやすいまちづくり~
13人にひとり−こう耳にしたとき、みなさんの頭には何が浮かびますか? 左きき、発達障害、LGBT… 時に社会でマイノリティと呼ばれる人たちの割合とされています。私は年齢や状態、性別に関わらず、あらゆる人の健康を支援する家庭医です。日々、社会の隅で生きづらさに苦しむ人たちに向き合ってきました。困っていても声をあげられない、そんな環境を作っているのは地域社会ではないか?そう気づいた私は「にじいろドクターズ」という団体を立ち上げ、LGBTの人たちが医療を受けやすくするため活動を始めました。診療所が地域でアライ=理解者・支援者となることで、当事者が気軽に、安全に相談できる場所になる。そして医療者が発信することが、地域を誰もが暮らしやすくするきっかけになれたら。3年間の活動で積み重ねてきた、医療現場と地域で生まれた出来事を、お伝えします。
坂井 雄貴 Yūki SAKAI
ほっちのロッヂ/にじいろドクターズ代表