大場 大:思考停止からの脱却を目指して。がん専門医としての新たな取り組み

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

思考停止からの脱却を目指して。がん専門医としての新たな取り組み

「がん」という病気は人生を一変させてしまう深刻な病です。 そして、誰しもが生涯の中で2人に1人の割合で「がん」になるリスクを抱えています。 それがひとたび現実のものとして訪れてしまった場合、望むならば治りたいと願うのは当然の心情です。 しかし場合によっては治すことが難しい状況で発見されることもあるでしょう。 「がん」という病気は不確かなことが多く、最善を尽くしても必ずしも期待通りの結果に至らないことが少なくありません。 絶対確実な治療やゼロリスクなどもありません。 一方で、いつまでたっても医学や医療をしっかり理解できないメディアの問題も然り、思考停止から脱却できない病理を背景として健全ながん医療をイタズラに妨げる厄介な思考破綻がこの国にはいたるところに見え隠れしています。 だからこそ、巷にはびこる “エセ医学” に対して批判的吟味ができる健全な思考が必要だ、とあらためて提言をさせていただきたいと思います。

大場 大

東京オンコロジークリニック

思考停止からの脱却を目指して。がん専門医としての新たな取り組み

関連プレゼンテーション

  1. 佐藤伸彦: わたしは「ものがたり」で、できている

  2. 特別トークセッション

    MED 2022 オンライン(全編)

  3. 皆川 典久:目からウロコ?! 地形に着目する町歩きのススメ

    皆川 典久:目からウロコ?! 地形に着目する町歩きのススメ

  4. 迫田綾子:ポジショニングで食べる喜びを伝える ~POTTプロジェクトを全ての人に~

    迫田綾子:ポジショニングで食べる喜びを伝える ~POTTプロジェクトを全ての人に~

  5. 薩日内裕章:「人工呼吸器をしながら 生活領域を もっと広げよう」

    薩日内裕章:「人工呼吸器をしながら 生活領域を もっと広げよう」

  6. 櫻井弥生

    櫻井弥生:家庭でもなく、職場でもなく、母親はなぜ地域の居場所に引き寄せられるのか?