笠間和典:糖尿病を手術で治す!

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

糖尿病を手術で治す!

「糖尿病を手術で治す」と聞くと、なんで内科的疾患の糖尿病に対して外科手術?と思われる方も多いと思います。 減量手術は1960年代から行われ始めて、2000年代になってから腹腔鏡技術の発達により海外では爆発的に普及しました。 手術をするとインスリン注射が必要な重度の糖尿病の方もあっという間に治ってしまうことが多く、糖尿病治療としての手術のあり方が色々な研究を通して検証されるようになりました。 もっとも信頼度が高い研究方法であるランダム化比較試験でも検証され、肥満を伴う糖尿病に対して外科治療の方が内科治療よりも圧倒的に効果があることが証明されています。 いままでの糖尿病治療は様々な薬剤を飲んだり注射したりすることにより“糖尿病をコントロールしてうまく付き合って行く”ことが目的でしたが、手術により糖尿病のない人生を治療の目標とできるようになりました。 世界中で数億人いる糖尿病、手術をその治療オプションに加えることにより、治療のパラダイムシフトが起こりつつあります。

笠間和典

四谷メディカルキューブ 減量・糖尿病外科センター長

糖尿病を手術で治す!

関連プレゼンテーション

  1. 今井真理子:「生活期での言語聴覚士の役割 ~歯科往診3年間を紹介~」

    今井真理子:「生活期での言語聴覚士の役割 ~歯科往診3年間を紹介~」

  2. 山田真也: 医院を"ヒキツグ”ことから始まる医師の新たな働き方

    山田真也: 医院を”ヒキツグ”ことから始まる医師の新たな働き方

  3. MED Japan 2018 特別講演 生命論パラダイムの時代 − 21世紀、人類の文明は、どこに向かうか − 田坂広志 多摩大学大学院 教授 田坂塾 塾長 シンクタンク・ソフィアバンク 代表 世界賢人会議The Club of Budapest日本代表

    田坂広志

  4. 原 敬造:地域に根ざした精神科クリニック

    原 敬造:地域に根ざした精神科クリニック

  5. 佐々木喜一郎:自分の病気との附き合いかた

    佐々木喜一郎:自分の病気との附き合いかた

  6. 「手話で縁をつなぐ」 井出 磨弥

    井出 磨弥: 「手話で縁をつなぐ」

wpChatIcon
wpChatIcon