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秋田で幸せに過ごすために
最近の秋田県に対するイメージは、がん死亡率や自殺が多い、高齢化少子化に伴う人口減少で消滅してしまう!など負のイメージではないでしょうか。しかし、暮らしている皆さんは不幸でしょうか?勿論、多くの時間を過ごせることは良いことですが、時間の質がもっと大切では無いでしょうか。良い時間を暮らす、すなわち「幸福」は秋田に沢山あります。豊かな自然、安全な生活(刑法犯罪発生件数最小、検挙率日本一)、豊かな食生活(食糧自給率、北海道に次いで2位)、70歳以上就労可能企業日本一であることをご存じでしょうか。「幸福」は各自の価値観によって異なりますが、秋田県の社会資源は豊富です。これに加えて、「幸福」のために必要なものは、これまでの生活を続けるための『健康(医療・介護・福祉)の保証』と『ひととのつながり』だと思います。これをどうやって秋田で創造してゆくか提案します。
安藤秀明 ANDO HIDEAKI
秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 臨床看護学講座教授