若林秀隆:一燈照隅、万燈照国

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

一燈照隅、万燈照国

日本の天台宗開祖である最澄の言葉に「一隅を照らす、此れすなわち国宝なり」がある。戦後昭和の歴代総理の指南役であった安岡正篤が設立した全国師友協会のスローガンとして、「一燈照隅 万燈照国」という言葉が昭和時代、日本に広まった。最初に自分が一つの灯火を掲げて一隅を照らす。そうした誠心誠意の歩みを続けると、いつか必ず共鳴する人が現れてくる。一灯は二灯となり三灯となり、いつしか万灯となって国を照らすようになる。そのためにはまず自分から始めなければいけない。チーム医療フォーラムは秋山和宏先生の一灯から始まり、共鳴する人が増えつつある。私も共鳴させていただいている。日本リハビリテーション栄養研究会は私の一灯から始まり、共鳴する人が増えつつある。多くの医療人が一隅を照らせば、国を照らすことも可能だと信じている。万燈照国を目指して、一燈照隅を続けたい。

若林秀隆

横浜市立大学市民総合医療センター

一燈照隅、万燈照国

関連プレゼンテーション

  1. 萬田 緑平:最期まで目一杯生きる

    萬田 緑平:最期まで目一杯生きる

  2. 本多智康: よりよき人生の最終章のために ~人生最期の締めくくりのお手伝い~

    本多智康: よりよき人生の最終章のために ~人生最期の締めくくりのお手伝い~

  3. 迫田綾子:ポジショニングで食べる喜びを伝える ~POTTプロジェクトを全ての人に~

    迫田綾子:ポジショニングで食べる喜びを伝える ~POTTプロジェクトを全ての人に~

  4. 高橋悦堂:宗教者の臨床~生死をこえて、ともに~

    高橋悦堂:宗教者の臨床~生死をこえて、ともに~

  5. 佐々木喜一郎:自分の病気との附き合いかた

    佐々木喜一郎:自分の病気との附き合いかた

  6.  森下真次:メメント・モリ的な生き方の勧め

     森下真次:メメント・モリ的な生き方の勧め