丸尾 聰: 「観察」は「発明」の母聞くことや調べることは、クリエイティブな発想力を殺す?

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

「観察」は「発明」の母 聞くことや調べることは、クリエイティブな発想力を殺す?

企業の研修担当や社会人大学院から、「クリエイティブな発想力をつけて欲しい」という依頼が増えています。理由を聞くと、新規事業のアイデア出しや、社内の業務改善の提案の「質も量も、下がっているから」だそうです。
他方で、検索エンジンの普及によって、欲しい情報や、必要なスキルを、容易かつ迅速に獲得できるようになりました。必要に迫られて、何かを発想したり、発明する必要がなくなったのかもしれません。そういえば、『「必要」は「発明」の母』は、最近聞かなくなった気もします。
今回のプレゼンテーションでは、私が企業研修や社会人大学院で行っている、「日用品の課題解決と観察」のワークショップの一端を楽しんでいただきます。
併せて、そのワークショップの参加者の回答にみる「誤解」や「偏見」をご報告しますが、それを「滑稽」と感じて笑うか、「硬直」して恐くなるか、分かれるでしょう。
冒頭に述べた、アイデアや提案の質や量が下がっていることと、検索エンジンの普及で、欲しい情報や必要なスキルが、容易かつ迅速に獲得できることとの関係についても、皆さんと一緒に考えてみたい、と思います。

丸尾 聰

丸尾経営教育研究室 代表
事業構想大学院大学教授
慶應義塾大学ビジネススクール講師

おむつを開けずに中が見たい

関連プレゼンテーション

  1. 羽村太雅

    羽村太雅: 獣害問題に取り組む科学館の挑戦

  2. 阿部 喨一: コミュニティ通貨がつくる経済の健康 〜トークンエコノミーによる持続可能な社会の実現〜

    阿部 喨一: コミュニティ通貨がつくる経済の健康 〜トークンエコノミーによる持続可能な社会の実現〜

  3. 緒方哲才: 人生で大事なことは、だいたい偶然が決める!

    緒方哲才: 人生で大事なことは、だいたい偶然が決める!

  4. 小椋純子:日本人の足の未来を考える

    小椋純子:日本人の足の未来を考える

  5. 森田満美子:ぢゃいこの4次元ポケット

    森田満美子:ぢゃいこの4次元ポケット

  6. 繁田雅弘: 認知症と幸せに暮らす人から学ぶこと

    繁田雅弘: 認知症と幸せに暮らす人から学ぶこと