「障害のある娘が教えてくれた食べることの支援で一番大切なこと」
病院管理栄養士として10年、医師や看護師、他職種と共に摂食嚥下食を提供してきた私の娘は、食べることなど様々な障害を持って生まれてきました。
障害があっても可愛いわが子。しかし、子育てで大きな悩みとなったのは専門分野だったはずの食事でした。
摂食嚥下障害のある子どもの食べることの支援は、数ヶ月に1回の摂食指導。
毎日の食事に寄り添った調理法などを知る機会は少なく、高齢者向けの情報が主流の中、多くのお母さんたちが毎日試行錯誤し、一喜一憂しながら過ごしています。
家族と一緒に、食べることを心から楽しんでほしい。そのための支援とは?
子どもは「美味しいものを美味しく食べたい」
母は「大切なわが子に母の味を美味しく食べてもらいたい」
母で管理栄養士で児童発達支援事業所の管理者である私がお伝えすることで、子どもの一番そばで過ごすお母さんの気持ちに寄り添った支援に少しでもお役立ていただけますと幸いです。