小村俊平:「日本の教育の危機とは何か」

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日本の教育の危機とは何か

近年、ニュースやSNSを見ると、日本の教育を悲観する声が目に留まります。
子どもの学力や意欲が低下している。幸福感が低く、夢がないのではないか。学校は遅れている。親世代の頃と変わらないような授業を行っており、これからのAI時代に対応できるのか。教員の仕事はブラックで、なり手が不足している。教育格差がますます広がっていくのではないか。
これらの声を私たちはどのように受け止め、教育をアップデートしていけばよいのでしょうか。
私は15年あまり、多くの自治体や学校の皆さんと共に「新しい学び」の実践と研究に取り組んできました。新型コロナウイルスのような未知のテーマを専門家と一緒に考える授業や、校則や同性婚のような社会的なテーマについて中高生と対話するワークショップ、さらには東日本大震災からの創造的復興をめざす学校づくり等にも取り組んできました。また、OECDや国連の国際会議に参画し、海外の有識者らと交流するなかで、日本の教育にはどのような強みと弱みがあるか、諸外国から何を期待されているかを肌で感じる機会がありました。
このような私自身の体験とデータをふまえながら、日本の教育の本質的な課題は何か、よりよい教育を実現するために何ができるかを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

小村俊平

ベネッセ教育総合研究所
教育イノベーションセンター長

日本の教育の危機とは何か

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