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地域にやさしい支え合いの輪を広げよう
「自分たちが生きている社会をより良くするため行動したい、未来の子らのために!」
人々の体験の堆積が社会を構成し、その時代をつくるのだと思います。震災を経験した世代が、つくっている今は、まさにこの事を如実に現わしているのではないでしょうか。
この重要な体験のできる豊かな場所たる地域において、多様な人々同士を繋ぎ、関わりの機会と体験の場を数多創出していくことが私たち社会福祉活動を志す者の一つの仕事であると考えています。
特に、地域から排他・排斥される傾向にある誰かの支援を必要としている人々を、地域に包摂していくことは、地域住民に対して非常に有用な体験を与えることが出来る実践となると思っています。この有用な体験を地域で数多創造し、負の循環を正の循環に変換させていくこと。地域福祉・社会教育の実践は、まさに、このことを推し進めるための挑戦であり、多くの人々との連携のもと、この挑戦を更に増進していきたいと思いを新たにする昨今です。
荒川陽子 ARAKAWA YOKO
特定非営利法人地域生活支援オレンジねっと 代表