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言葉の受粉を目指すために
「マイクの前で語り掛ける生活」が気付けば26年・・・いつの間にかそんなに経っていました。1995年。大学2年生(20歳の時)にこの世界に飛び込んでから、ラジオの世界の虜になりました。あの頃よりも、今のほうがもっとラジオ好きな人間になっているのかもしれません。「自分の言葉」で何を伝えよう?どんな風に聞こえているだろう?日々そんなことを考えながら。「言葉」の力に驚き、感動し、引き込まれ、怖くなり、時には傷付きもしました。「生きた言葉」って何だろう?今でも明確に答えが出ない問題です。僕の言葉で元気になってくれる人がいる。待ってくれている人がいる。僕にとって必要とされていることが栄養源。生放送中に見えない相手に「言葉」が「空気」になって相手に届くのが手に取るように分かる時がある。ミツバチが「受粉」するように「生きた言葉」も飛び回る。言葉がちゃんと成長するのだ。そして実になるのだ。これからもその実を育てる生き方をしたい。
内藤 聡 Satoshi NAITŌ
ラジオパーソナリティ/ぐんま特使/藤岡市観光特使