前田信吾:死から考える…「告知」は誰の為?

  • 内容:Contents
  • プレゼンター:Presenter
  • テキスト:Transcript

死から考える…「告知」は誰の為?

私は歯科医で解剖学講師。父は歯科医、そんな私が驚愕した母からの電話。 それは、病院嫌いの父が病人と見え始めた瞬間だった。 母の願いは、是が非でも父を病院へ連れて行く事。 友人の医師に頼んで無理やり病院へ。 ミッション開始時から私の中で生じた、医療人と家族の狭間での葛藤。 検査へ行く事に成り、患者として告知を望まない父。 その後に検査及び原状回復目的で行われた手術。 術中に家族に告げられた病名と余命。 父への告知後、男性・息子・同業者の立場から向き合えた父との時間。 手術後に行われた数々の精密検査。 やはり告知を望まない父…しかし医療の現実はそれを許してくれない。 悪い検査結果を聞く度に疲弊し、徐々に弱っていく父。 術後17日、父絶命。 父が最後まで貫いた、知りたくない。 しかし医療従事者の義務として手術や検査結果の告知があった。 この事から「患者と医療従事者の関係」、「家族と医療従事者の関係」 … そして「告知」は誰の為?

前田信吾

解剖講師・歯科医師

死から考える…「告知」は誰の為?

関連プレゼンテーション

  1. 佐藤伸彦:個人のデーターは個人に持たせるーナラティブブックー

    佐藤伸彦:個人のデーターは個人に持たせるーナラティブブックー

  2. 平栗潤一

    平栗潤一:「夢は介護職」人と育み未来につながる魅力ある社会を創る

  3. 加藤 さやか

    加藤 さやか:一年前の誕生日プレゼントは「光のない世界」でした

  4. 白石弘美:宮城発(初) 富山型デイサービスの実践から

    白石弘美:宮城発(初) 富山型デイサービスの実践から

  5. 徳田英弘:穏やかに、朗らかに、和やかに、~自分らしく生ききるために~

    徳田英弘:穏やかに、朗らかに、和やかに、~自分らしく生ききるために~

  6. 萩原一平

    萩原一平: 脳から考える人間の可能性~多様な可能性を持つ脳の力を社会に活かそう~