小澤竹俊:今日が人生最後の日だったら…

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今日が人生最後の日だったら…

今日が人生最後の日だったら、皆さんは、どんな気持ちになるでしょう?人生最後の日で思うことは、やり残したことや後悔かもしれません。なんで私がこんな目にあわなくてはいけないのですか?という苦しみを前に言葉を失う場面です。人の最後に関わるということは、ただ痛みを和らげたり、看取りに立ち会ったりするだけではありません。このような苦しみを抱えた人への援助を、子どものわかる言葉で伝えることができますか?決して不可能なことではありません。私は2000年から、学校でいのちの授業を行ってきました。たとえ解決が困難な苦しみを抱えた人であったとしても、苦しみを通して学ぶ自らの支えに気づく時、穏やかさを取り戻すことができます。これは決して一部のエキスパートだけが行える援助ではなく、私たちすべてが行うことができる援助です。苦しみから人は多くのことを学びます。そして学ぶのは患者さんだけではありません。私たちも学びます。こんな魅力的な仕事はありません。一緒に学びませんか?

小澤竹俊

めぐみ在宅クリニック

今日が人生最後の日だったら…

皆さんこんにちは。今日は皆さんに会うのを楽しみにしてきました。

さて、今日が人生最後の日だったらどうでしょう。皆さん今日が人生最後の日だったらどんなことを考えますか。やりたいことをやる。これをしたい。あるいはやり残したことをやる。これをしたい。これはひとえに私らしくすごす大事なことです。

でもどうでしょう。本当に私らしくすごせるでしょうか。人生の最後の段階なのです。元気でピンピンコロリではありません。ひとつひとつ人生の最後というのは私を失っていきます。

お母さんがじいちゃんばあちゃんの面倒を見ている。地域のいろんな役を持ってみんなのために頑張る。あるいは同窓会の幹事を行ってありがとうねと感謝される。いつまでも若々しくいることができ、大事な人と月に一回美味しいランチを食べに行く。そして何よりも娘の成長を見守る。

そんな私がどうでしょう。人生の最期を迎えるというのは。ひとつひとつ私を失います。じいちゃんばあちゃんの面倒を見れない。あるいは地域の皆さんに喜んでもらえない。あるいは同窓会の皆さんからありがとうと言われる私でなくなり、若々しくなれなくなり、そして大事な友人のランチも食べられなくなり、何よりの楽しみの娘の成長が見られない。

私が私でなくなる。本当に私は私なんだろうか。私にはまだ生きている価値があるのだろうか。何のために生きるのか。これがこのテーマです。

 

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